複製技術の進歩について カラーコピーらしき偽1万円札が使われた事件が報道されていますね。そういえば、ゼロックスのドキュカラー4040の説明書に、紙幣のコピーに関して、なにやらプロテクトがかかっているとかそういった機能が組み込まれているとか書いてありました。これって気になりますね。でも、さすがに1万円札をカラーコピーすると罪になるようですからできませんがね。 しかし、どうやって紙幣であるかを確認?しているんでしょうか、まさかお札の図案とかそういったものを認識しているとは思えません。そうなると、用紙サイズですかね?特定サイズに関してコピーを禁ずるようなそういった仕組みでもあるのでしょうか?まあ、このあたりは妥当なシステムでは?今度、紙幣と同じ大きさの紙でもコピーしてみますかね?それで撥ねられるのであれば、多分用紙サイズだとわかりますからね。 もし、そうだとするなら、A3とかの用紙に10面つけとかした原稿だと撥ねられる心配はない?と言うことですかね?しかし、実際業務用カラーコピー&プリンターなんかで出力される画像ってきれいですからね。用紙が紙幣に近似のものであったら、夜目には確かにわからないかもしれませんね。まあ、それで、大阪ではタクシーで使われたということなんですね。 まあ、ナトリウムランプで照らされているようなところだったりしたら、色調なんかわかりませんから、半分手触りで判断となれば、紙質ですよね! しかし、500円硬貨も山ほど偽物が出回っているようですし、ここで1万円札も山ほど偽造となってくるとどうなんでしょうね? まあ、20世紀は大量生産・大量コピーを軸に発達したわけですから、今後、どうやってコピーとオリジナルを見分けるかということになるのでしょう。模造技術の進歩は、ついに、人間の五感による識別の限度を超えようとしているのでしょうかね? もし、そのような域に模造技術が発達してしまったら、紙幣は役目を終えるのではないかと思います。そうなったら、さまざまなセキュリティーシステムを組み込んだ電子マネーになっていくのでしょうか? でも、問題は技術によって作られたものは、技術によって複製されるということですから、複製技術の進歩があまりに激しければ、昔ながらの金貨とかそういったものが復権するんですかね? 金貨!あのずっしりとした重み、あの音色・・・ちょっと魅力的ですね。あれなら、夜な夜な両手の間で滑らせ、机の上に積み上げてみるのもなかなか結構な感じですね。 複製技術の進歩というのは、なんだか大昔の製造技術が確かでなく、同じものを大量に作れないときの物を復活させていくような感じがします。 |