青森フェリー乗り場にて その2
 フェリー乗り場には当然なことですが、船がいますね。大きなものです。青森=函館間なんて一応沿岸航路でしょうが、外洋船並みですね。立派な船です。
 今回は、すでに2番桟橋にベラが停泊していました。ちょっと古い船ですね。よく、この船にはご厄介になっていますね。掲示板によれば、この船への乗船ではないようです。この時点ではまだ切符を買っていなかったので、どの船に乗るのかわかっていませんでした。
 さて、切符を買ってこないとね。切符を購入するには、書類に記入が必要です。3枚複写の用紙に記入です。乗船名簿をかねますから重要ですね。
 記入しながらちょっと気になりました。それは近頃流行りの個人情報ですね。虚偽の申告をすれば、災害時に大変ですね。昔の国鉄の青函連絡船の乗船名簿なんてどんな管理をしていたのでしょうね?データベース化していたら、非常な資産になったのでは?なんてつまらないことを考えてしまいました。まあ、ちょっとフェリーを利用するって近頃では特殊な需要ですから、そこまでの手間をかけるのはちょっとね。でも、フェリーターミナルで直接乗客に入力を強要すると・・・客がいなくなっちゃいますね。どうも、コンピュータって、日常の記入という面ではあまり楽なものではありませんからね。でも、いずれはコンピュータで管理することになるかもしれませんね。
 書類の文面から推測すると、1枚は本部保存、経理データになるのでしょう、1枚は出発地保存、もう1枚は、船と共に移動し、到着地で保存されるということのようです。海難事故が起これば、出発地に対策本部が設置されるのでしょうか?船中で何か事件が起こったら?船長が司法権を発動する際の資料になるんですかね?こういった書類も、長い年月が生み出した危機管理システムの一環だと思うと、システムというのは長い時間の淘汰の中で磨きがかかっていくのかな?なんて思ってしまいます。
 切符を購入して外に出ると、船が入港してきたところでした。ここで、入港から着岸・係留までの様子を眺めることが出来ました。しかし、あっさりと済ませるものです。
 しかし、結構複雑ですね。赤と白の灯台の間をすり抜け、行き足が止まったところでその場でぐるっと船の向きを変えますからね。そして、後進し近づくと船から細いロープが投げられ、4人のチームで太いロープを手繰りこんで生きます。この太い係留用のロープってなんて言うのでしたっけ?ホーサー?とかいいましたっけ?日本語だと係船索なんて言うのですか?岸壁にあるキノコのような鉄の塊に引っ掛ける綱ですね。ホーサーってHawser ホーサー、太綱、太索、大綱、大索などの訳語があるようです。直径が40mm以上だとホーサー?10mm以下のはSmall stuff?mooring hawserが係船大綱ですかね?
 そういえば、暗車注意なんて掲示がありましたね。あれって何かな?妙なものを思い出しましたね。実は写真もとったことを思い出しました。右のやつです。しかし、正確な文言までは見えませんね。おぼろげな記憶では、プロペラとかそういった言葉があったような?
 そういえば、右の写真のベラは写真のようにホーサーで岸壁につながれると共に、船首の錨も投入されていたみたいですね。ほら下の写真がそうです。船首部分から海へ向かってチェーンが伸びているみたいですね。
 フェリーって錨を入れるなんて?ちょっと不思議ですね?出航の予定がずいぶん先なのでしょうか?入港してくるのはびるご?ちがうな?びなす?かな、どうもこの向きからはよくわかりませんね。いつも船尾しか見ませんから。でも、白いからびなす、私が乗った船ですね。写真なんかいいかげんに撮っていますから、覚えていないのが問題ですね。ああ、多分びいなですね。びるごなら、煙突が傾いていませんからね。船首から伸びるラインがもっとスマートですからね。
 意外と色々なものを眺めていました。暗車ってスクリュープロペラのことでしたね。暗車注意灯なんて用語を思い出しました。スクリューって船体から飛び出しているんですかね?そういえば、潜水艦なんかスクリューの上に接触防止用の柵のようなものなんかもついていましたっけ!海事用語は難しいですね。